沼館校のブログ
2026/09/22
10月になると、塾へのお問い合わせが増えてきます。
「今からでも間に合いますか?」
「夏休みまでほとんど勉強していなかったのですが......」
「周りが受験モードになってきて、本人も焦り始めました」
こうしたご相談は、毎年この時期になると増えてきます。
保護者の方からすると、「もっと早く始めておけばよかったのでは」と思われるかもしれません。
もちろん、受験勉強は早く始めるに越したことはありません。
ただ、10月だからといって、もう手遅れということではありません。
むしろ私たちがこの時期に大切にしてほしいと思っているのは、**「今まで何をしてこなかったか」ではなく、「ここから何をするか」**です。
10月から塾に来る生徒には、いろいろなタイプがいます。
学校の勉強はできているけれど、入試に向けた勉強をしていない生徒。
部活動が忙しく、これまで十分な勉強時間を取れなかった生徒。
勉強の仕方が分からず、家ではなかなか机に向かえなかった生徒。
そして、受験が近づいてきて初めて「このままではまずい」と気づいた生徒。
それぞれ事情は違います。
ですから、10月の時点で「遅い・早い」だけを判断するのではなく、
まずは現在の学力と、受験までに何を身につける必要があるのかを把握することが大切です。
ここからの数か月でも、できることはたくさんあります。
一方で、私たちが保護者の方に正直にお伝えしたいこともあります。
10月からの受験勉強は、決して余裕があるわけではありません。
4月からコツコツ勉強してきた生徒と比べれば、当然、やらなければならないことは多くなります。
そのため、
「今から毎日少しずつやれば大丈夫」
という気持ちだけでは足りない場合もあります。
必要なのは、残された時間の中で、何を優先して勉強するかです。
苦手なところを全部完璧にしようとするのではなく、
「まずここをできるようにする」
「この単元は入試までに必ず固める」
といった優先順位をつける必要があります。
ここは塾が一緒に考えていきます。
保護者の方から、
「うちの子、毎日2時間くらい勉強しているんですが......」
というご相談をいただくことがあります。
もちろん、勉強時間は大切です。
しかし、受験勉強では時間だけを見ても、本当に力がついているかは分かりません。
たとえば、
「数学を1時間やった」
という事実より、
「苦手だった一次関数の問題を、自力で解けるようになった」
という変化のほうが重要です。
「英語を毎日勉強している」
だけではなく、
「単語を覚えて、以前より長文が読めるようになった」
という変化を見る。
ご家庭でも、ぜひ「何時間やったの?」だけではなく、
「今日は何ができるようになったの?」
と聞いてあげてください。
この時期になると、親子で受験勉強について言い合いになることがあります。
「勉強しなさい」
「分かってる!」
「本当に分かってるの?」
......このやり取りが毎日のように続いてしまうご家庭もあります。
保護者の方が心配になるのは当然です。
ただ、中3生本人も、実はかなり焦っています。
「勉強しなければいけないことは分かっている。でも、何からやればいいのか分からない」
という状態の生徒も少なくありません。
だからこそ、ご家庭では勉強内容を細かく管理するより、
勉強する時間を確保する
スマートフォンやゲームなどに区切りをつける
睡眠時間を確保する
食事など生活リズムを整える
必要以上に他の受験生と比較しない
といった、勉強に集中できる環境づくりをお願いしたいと思います。
勉強そのものについては、塾と本人に任せていただいて構いません。
秋以降、模試を受ける機会も増えてきます。
ここで注意したいのが、結果が良かったときも悪かったときも、点数だけで一喜一憂しすぎないことです。
模試は、現在の位置を確認するための大切な材料です。
結果が悪かったのであれば、
「何が原因だったのか」
「どの単元を勉強すれば改善できるのか」
を確認する。
結果が良かったとしても、
「これで大丈夫」
と安心しすぎない。
模試の結果は、合否を決める最終結果ではなく、これからの勉強を考えるための材料として見ていただきたいと思います。
受験勉強というと、入試問題ばかりに目が向いてしまいがちです。
しかし、この時期の学校生活も大切です。
定期テスト、提出物、授業への取り組みなど、学校で求められていることを最後まで丁寧に取り組みましょう。
高校入試の仕組みは地域や学校によって異なりますが、内申・調査書などが関係する場合があります。
「もう受験だから学校の勉強は関係ない」
という考え方は避けてください。
日々の学校生活も、受験の一部です。
10月から塾に来る生徒たちに、私たちが一番伝えたいのは、
「遅かったからダメ」ではなく、「今日から本気でやろう」
ということです。
そして、保護者の皆さまにも同じことをお願いしたいと思っています。
過去について、
「もっと早く勉強していれば」
「夏休みにもっとやっておけば」
と責め続けても、時間は戻ってきません。
それよりも、
「ここから何をすればいい?」
と一緒に考えていただければと思います。
受験直前まで、成績が伸びる可能性はあります。
もちろん、誰もが同じように伸びるわけではありません。
だからこそ、一人ひとりの現在地を確認し、残された時間で何を優先するべきなのかを考えることが重要です。
私たち塾も、ただ授業をするだけではなく、
「今、この生徒に何が必要なのか」
を考えながら指導していきます。
10月。
受験生にとっては、ここから一気に空気が変わってくる時期です。
まだ受験生としての自覚が足りない生徒もいるでしょう。
逆に、必要以上に焦ってしまう生徒もいるでしょう。
どちらの場合も、まずは現在地を知ることです。
そして、できていないことを一つずつ埋めていく。
受験までの時間は限られています。
だからこそ、これからは「なんとなく勉強する」のではなく、目的を持って一日一日を積み重ねることが大切です。
10月から塾に来ることになったとしても、それは「遅すぎたスタート」ではありません。
ここからの時間を、どう使うか。
それが一番大切です。
私たちも、最後まで生徒たちと一緒に走ります。
ご家庭と塾が同じ方向を向いて、生徒本人を支えていければと思います。
ここから受験まで、決して楽な道のりではありません。
でも、まだできることはあります。
「もっと早く始めればよかった」と悔やむ時間を、「今日から頑張ろう」に変える。
10月からの受験勉強は、そこからスタートです。
\今だけ!入会金0円キャンペーン実施中/