伊集院校のブログ
2025/10/22
伊集院、東市来、日吉、吹上、松元、市来、春山、郡山にお住いの皆さん。
こんにちは、ナビ伊集院校です。
三者面談を行い、現状を確認をしていると数学で
中学2・3年生から「図形の証明問題が難しい」という話がでます。
中学2年生は合同の証明、中学3年生は相似の証明をこの時期に習います。
証明しなさいと言われてもどのように書けば正解なのかが分からなくなる単元です。
難しいと感じる原因はいくつかありますがよく聞く理由は大きく2つあります。
1つ目に同じ角度や長さである理由の書き方が分からないこと。
2つ目に何をどういう順番で書けばいいか分からないこと。
苦手な生徒は分からないから何も書かない!という生徒も多いですが
証明問題はテストでの配点が大きいので、部分点がもらいやすくなります。
何か書けば点数になるかも知れないのに何も書かないのは非常にもったいないです。
そこで!1行でも2行でも書いておくと点数に繋がりやすいところをお伝えします。
例えば以下のような問題が出されたとき
右の図で、線分ABとCDの交点をEとして、EA=EB、AD∥CBのとき
△ABCと△DEFが合同であることを証明しなさい。
① どの図形とどの図形で証明するのかを書く
→「△ABCと△DEFが合同であることをで証明しなさい。」の部分から
「△ABCと△DEFについて」と書く。
② 文章や図の中にある条件や仮定を書く。
→「EA=EB、AD∥CB」をそのまま書く。
③ 合同・相似の条件を書く。
→三角形の合同条件や相似条件はそれぞれ3種類しかありません。
そのどれかが必ず条件となるので必ずどれかを書きましょう。
④ 結論(①が合同・相似である)と書く。
→問題に「△ABCと△DEFが合同であることをで証明しなさい。」と書いてあるので
結論はその部分を使います。「つまり△ABCと△DEFは合同である」
この①~④が書かれていれば少なくても1点もしくは2点がもらえることが出てきます。
さらに点数を上げるためには図や文章から見て分かる辺や角を書き出すことです。
「同じ角度や長さである理由の書き方が分からないこと。」が原因の1つにありますが
まず等しいと分かっていることを書かないといけないので理由をつけずに書いてみましょう。
AB=CD、∠ABC=∠DEF、AB∥CD
慣れるまではまず解答や教科書の証明分を真似して書いてみることをお勧めします。
「つまり」「したがって」「であるから」「よって」など
普段使わない言葉も真似することで使い方が分かるようになります。
ただ証明問題は一朝一夕でできるようになる問題ではありません。
テスト勉強期間だけで完璧に解けるようにしようとすると時間が足りなくなってしまいます。
定期テストまで時間がある今の時期に是非、練習しておきましょう。
1人では書いた証明があっているか分からないという場合は是非、ナビの自習スペースへ!
講師の先生に確かめてもらって成績アップ目指していきましょう!
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