数学で途中式を書くべき?実は成績アップにつながる大切な習慣
「途中式を書くのが面倒...」
「頭の中でできるから書かなくてもいい」
数学を勉強していると、このように考える生徒は少なくありません。
もちろん、途中式を書くかどうかは本人の自由です。簡単な計算なら暗算で解ける問題もあります。
しかし、成績を上げたいのであれば、途中式を書く習慣を身につけることをおすすめします。
今回は、途中式を書くことで得られるメリットと、成績アップにつながる正しい書き方について解説します。
① ミスの発見がしやすくなる
例えば次の問題を考えてみましょう。
暗算だけで解こうとすると、どこかで計算ミスをしても気づきにくくなります。
一方、途中式を書くと、
↓
3x-1=20
↓
3x=21
↓
x=7
という流れが残ります。
もし答えが間違っていたとしても、どの段階でミスしたのかをすぐ確認できます。
ポイント
勉強で大切なのは「間違えないこと」ではなく、「間違いから学ぶこと」です。
② テストで部分点がもらえる
学校の定期テストや高校入試では、答えだけでなく解き方も評価されることがあります。
- 立式は正しい
- 計算の途中までは正しい
- 最後だけ計算ミスした
このような場合、部分点が与えられる可能性があります。
逆に答えしか書いていないと、途中まで正しく考えていても評価されないことがあります。
③ 難しい問題に強くなる
数学の成績が伸び悩む生徒の多くは、
「簡単な問題は解けるのに、応用問題になると手が止まる」
という状態です。
連立方程式や関数、図形問題では、一度にすべてを頭の中で処理するのは簡単ではありません。
途中式を書くことで、
- 今何を求めているのか
- 次に何をするのか
- どこまで計算したのか
が整理されます。
その結果、複雑な問題でも落ち着いて解けるようになります。
④ 自分の弱点がわかる
テストで間違えた問題を見直すとき、
- 計算ミスなのか
- 公式を忘れたのか
- 問題文の読み違いなのか
を判断する必要があります。
しかし、途中式がなければ原因がわかりません。
を
としてしまった場合、
展開公式の理解不足という原因が見えてきます。
成績が伸びる生徒は、自分のミスの原因を分析できる生徒です。
途中式は「たくさん書けばいい」わけではない
ここで注意したいのは、
途中式は多ければ多いほど良いわけではありません。
例えば、
のような簡単な計算まで細かく書く必要はありません。
大切なのは、
- ミスしやすい部分
- 考える必要がある部分
- 後から見直したい部分
を残すことです。
成績が上がる途中式の書き方
① イコールを縦にそろえる
計算の流れが見やすくなり、符号ミスも減ります。
② 一行で何個も変形しない
悪い例
良い例
↓
2x=8
↓
x=4
特に練習段階では、一つずつ変形した方がミスを発見しやすくなります。
③ 見直しできる程度には残す
後で自分が見て理解できるかを基準にしましょう。
未来の自分が読めない途中式は、書いていないのと同じです。
まとめ
途中式を書くことは
- ミスを発見しやすい
- 部分点が狙える
- 応用問題に強くなる
- 弱点分析ができる
という大きなメリットがあります。
数学が得意な生徒ほど、実は途中式を上手に活用しています。
「面倒だから書かない」ではなく、
「成績を上げるために必要なところは書く」
という意識を持つだけで、数学の学習効率は大きく変わります。
次に問題を解くときは、ぜひ途中式を自分の味方にしてみてください。
