北上校のブログ
2025/10/01
北上市にお住いのみなさん
こんにちは!
ナビ個別指導学院北上校です。
塾の教室長という職業柄、
勉強のお悩みを抱えた方とよく面談します。
中でも
「勉強はしてるんだけど、結果がなかなかでなくて。。。」
「効率が悪いような感じがするんです」
「一生懸命やってるけど、すぐ忘れちゃうんです」
というお悩みが最近は特に多いですね。
今日は勉強の効率というテーマで少しお話してみたいと思います。
こういう悩みを抱えやすいのは、
小学校の頃からある程度学習習慣がついていて、提出物もしっかり出してきたよ、
という、ちゃんと勉強してきたタイプの生徒さんです。
勉強が好きってわけでもないんですが、きちんとやるべきことが出来ていてとっても偉い生徒さんですね。
このタイプの反対に位置するのは、
テスト前に「全然勉強してねーわー!」なんて大声で言いながら、
頑張っている自分と同じくらいの点数を取る生徒さんです。
実際、習慣がついている生徒さんに比べて、勉強量は圧倒的に少ないと思います。
でも、どうしてそこそこの点数がとれるんでしょうか?
ついつい、頭の出来が違うから・・・
なんて悲しい考えをしてしまいがちなんですが、
それは違います。違いは「考え方」だけです。
代表的なのは二つあります。
具体例を挙げながら説明しましょう。
①語呂合わせ・ストーリー化・イメージ化
今から円周率の小数点以下を20個並べますので順番通りに覚えましょう。
という課題があったとします。
毎日テストがあって、満点がとれるまで繰り返します。
時間さえかければみんな合格できるとは思います。
そして、満点を取った後しばらくしたとき、
抜き打ちでもう一度テストをやってみるとどうでしょうか?
あんまり合格できる自信ないですか?
覚えるのが上手な生徒さんは、
3.14159265...⇒産医師異国に向こう(さんいしいこくにむこう)
といったように、語呂合わせを用いたり、
産医師⇒優しい顔したベテランのオバちゃん助産師さんかな?
異国ってのはトルコ(玉ねぎみたいな形の建物がある国)とかかな?
みたいなイメージ化・ストーリー化をします。
ぶっちゃけこれは妄想でいいんです。
こうすることで一か月たっても、
円周率は優しそうなオバちゃんが玉ねぎ王国にいるやつだったからー
「さんいしいこくにむこう」だったな、ってスラスラ出てくるようになります。
これが真面目な生徒さんほど、
筋肉で全ツッパ!気合で覚えようとします。
一か月たったら忘れている確率が高いです。
②理由堀り堀り・無理やり理由付け
理科の岩石の部分で「斑状組織」「等粒状組織」というのを学びます。
どちらが深成岩なのかごっちゃになりやすいんですが、
長期的に覚えておくためには、理由をしっかり突き詰めることが重要です。
なぜ地中深くでゆっくり冷え固まると等粒状組織になるんだろう?
っていう「理由」を掘り掘りしてみるんです。
私は、冷たい牛乳と溶けないココアをイメージしてました。
スプーンでかき混ぜてる時に急激に冷え固まると
牛乳の部分とココアの部分がまばらになったまま固まってしまいます。
一方、ゆっくり冷え固めると、ココアが沈んでから固まるので、
粒の大きなココアの部分・牛乳の部分でそれぞれ等粒状組織ができますね。
実際にそういう仕組みなのかはさておき、
自分なりに「多分こうじゃない?」という推理をして納得することが大切です。
真面目な生徒さんは、
深成岩、等粒状組織・・・ってノートにきれいに書いてまとめています。
図なんかも書いてあって美しいです。
ただ、なぜ深成岩だと等粒状組織になるんだろう?というのはあまり考えてないんですね。
学習時間の割に内容が定着しないという生徒さんは、
①語呂合わせ・ストーリ化・イメージ化
②理由ほりほり・無理やり理由付け
是非ためしてみてください!
ノートを書くばかりでなく、教科書やワークを読んで
自分の考えをゆっくり膨らませてみてください。