理科は「暗記が多くて苦手」と感じる人が多い科目です。
でも実は、理科は「なぜ?」「どうして?」を理解すれば、覚える量も減り、点数もぐんと上がります。
今回は、中学生におすすめの理科の勉強法を、分野別・ステップ別に紹介します。
1. まずは「全体の流れ」をつかもう
理科は大きく分けて4分野あります。
~分野 内容の例~
・物理 光・音・力・電流など
・化学 物質の性質・化学変化など
・生物 植物・動物・人体など
・地学 地層・天体・気象など
テスト勉強を始める前に、「今どの分野をやっているか」を意識することが大切です。
そうすると知識がつながりやすくなります。
2. 理科は「図・グラフ・実験」を中心に理解しよう
理科の問題は文章よりも、図・グラフ・実験結果の読み取りがポイントです。
・教科書の図を「見て終わり」にせず、自分で描いてみる
・グラフの縦軸・横軸を確認して、何を比べているのか考える
・実験の手順や目的を説明できるようにする
☆ポイント
「この実験は何を調べるため?」を常に意識すると、問題文を読むスピードと理解力が上がります。
3. 暗記は「まとめ方」が大事!
理科の暗記はただ読むだけでは身につきません。
おすすめの方法は3つあります。
① 自分だけのまとめノートを作る
・教科書をそのまま書き写すのではなく、図や表を使って整理する
・重要語句にマーカーを引く
・自分の言葉で説明を書く
「見返したくなるノート」を意識すると復習がはかどります。
② 語句カードを活用
・単語カードやアプリを使って、隙間時間に確認。
・表に「酸素」、裏に「気体。物を燃やすはたらきがある」など。
・1分でも積み重ねることで定着します。
③ クイズ形式で覚える
家族や友達と問題を出し合うのも効果的。
「銅と塩酸を混ぜるとどうなる?」のように会話で覚えると、記憶に残りやすいです。
4. テスト対策は「出題パターン」を押さえる
理科の定期テストでは、毎回似たような問題が出ます。
①教科書の太字語句
②学校ワークの基本問題
③ 実験の手順・結果・考察
④ グラフの読み取り
⑤ 計算問題(電流・密度など)
→ これらをすべて理解しておくと、80点以上が狙えます。
5. 苦手克服のコツ
・間違えた問題は「なぜ間違えたか」を書き出す
・計算問題は公式を「使う練習」を重ねる(公式を覚えるだけではダメ)
・実験系の問題は「目的・結果・結論」を1セットで整理する
まとめ
理科は「理解+暗記+実験のイメージ」の3つをセットで勉強するのがコツです。
① まず理解する
② 次に自分の言葉でまとめる
③ 最後に問題で確認する
このサイクルを続ければ、理科が「覚えるだけの科目」から「わかると楽しい科目」に変わります。
約1ヶ月後のテストに向けて、是非参考にしてみてください!