令和8年度入試の第1回倍率が出ました

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10月27日に今年度の公立高校入試についての第1回の倍率が公表されました。

夏休みが終わってすぐにそれぞれの中学校に進路希望票を提出したことと思いますが、あれを集計して出されたものが今回の資料です。

例年 人気投票のような雰囲気が漂いますから、倍率が高いところも低いところも極端な数字になりがちですので、気にはしつつもまだ一喜一憂する段階ではないと言えます。

さて、先日高市新政権が発足して自民党、日本維新の会、公明党で来年度の私立高校の授業料に関する所得制限なしの無償化が本格的に決定しました。

細かい制度設計やなんかはこれからの臨時国会、および次の通常国会で詰められるのでしょうが、そもそもこの話はもっと以前からほぼ決まりというの前提に今年度の募集は進んでいたように思います。

そして今回の進路希望調査に大きな影響が見て取れます。

タイトルには「倍率が出ました」と書きましたが、進路希望票調査は公立や私立にどのぐらいの人が希望しているのかとか、県内の希望なのか県外の希望なのかなど結構細かいデータが集計されています。

そこで公立高校全日制全体の倍率を見てみると、昨年同時期と比べて0.04ポイントの減少となっています。

これまでも減少傾向にはありましたが、減ってもせいぜい0.01とか0.02とかのところを一気に倍以上の減少率はちょっと衝撃的な数値です。

普通科に限っていえば実に0.05ポイントの減少と完全に私立授業料無償化のあおりを食っている形です。

かと言ってそれでは公立入試が楽勝になったかというと学校の統廃合も含めて募集人数もかなり減っているので、気を抜いている場合ではないのは確かです。

次回の倍率発信はおそらく1月。

その時には志望校が出願校にできるように、引き続き頑張っていきましょう。

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