埼玉県公立入試 来年度からマークシート導入

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7月24日、埼玉県の教育委員会から令和9年度入試の変更点についての発信がありました。

令和９年度埼玉県公立高等学校入学者選抜 学力検査問題について

以前より令和9年度入試（いまの中学2年生）の変更については、調査書の形式の変更、面接試験の全件実施、特色選抜の実施などが発信されていましたが、具体的な試験の形式に関しても新たな変更が発信されたことになります。

大きな変更点は「国語での作文の廃止」と「マークシートの導入」でしょう。

国語の作文は12点を占める大きな問題でしたが、部分点をつける裁量が大きく、微妙な答案が出てくるといちいち職員会議が開かれていたとのことで、採点に関する時間が大幅に短縮されることが予想されます。

またマークシートの導入については近隣の都県が既に導入済みで、埼玉県だけはなぜか記述問題が増えていく傾向にあったのですが逆コースの変更と言えるでしょう。これについても作文と同様に採点の時間短縮、そして採点ミスの減少を狙ったものと思われます。

マークシートと言ってもたとえば数学の場合は0から9までのマークを用意してそれで数字を書いてもらう形式のようですので、少なくとも数学については予め用意されている答えの中から選択するものばかりではなさそうです。

教室でこの変更点を伝えていると、特に作文の廃止について良い反応が返ってくることが多く、文章を書くということそのものへの苦手意識に不安を覚えます。

そして今回の発表で少し気になっているのはわざわざ「学力検査問題」と書いてある所で、学校選択問題や特色選抜入試についてはもしかしたら違うのかもと思ったり・・・。

いずれにしてもこの世代についてはまだまだ変更されるところが多くなりそうですので、情報感度を高めていきたいところです。

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