岩槻校のブログ
2025/11/14
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
岩槻中・柏陽中・城北中・川通中の中学生や、西原小・柏崎小・岩槻小・太田小・城北小の小学生の皆さんからのお問い合わせが多くなっています!
「もう高学年、成績は変わらない」と思っていませんか? 実際には、どの学年でも、成績が上がるケースは珍しくありません。
しかし、その一方で、成績が伸び悩んだり、下がってしまう子には共通した「危険なサイン」が現れます。
今回は、小学生の「成績が下がる危険なサイン」とその具体的な対処法をまとめました。これらのサインに早く気づき、適切に対処できれば、成績の下落を防ぎ、むしろ上昇気流に乗せることができます。
・サインの理由: 鉛筆を削る、トイレに行く、爪をいじる、消しゴムを触るなどの儀式は、「勉強から逃げたがっているサイン」です。
・危険な点: 勉強が楽しくない、分からない問題が多い、という状態が続くと、無意識に勉強を避け、集中力のない時間が増えます。
・対処法: 子どもを叱らず、原因に目を向けて対策をしましょう。
1.環境を整える: 手の届く範囲のものを全てどけ、目に入る情報を遮断する。
2.区切り方を変える: 「1時間やりなさい」ではなく、「この3問だけやろう」など、短く区切ることで心理的ハードルを下げる。
3.難易度を調整する: 難しすぎる問題は避け、レベルを1段下げる。
4.認め方を工夫する: 大げさに褒めず、「おお、もうそこまでできてるんだ」など、子どもに聞こえるか聞こえないくらいの声でさりげなく認める(子どもは親が自分をちゃんと見ていると感じる)。
・サインの理由: 今までミスが少なかった子が急に増えた場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
1.疲労: 睡眠時間を削っている(小学生は最低8時間、できれば9時間)。
2.焦り: プレッシャーで心拍数が上がり、脳の処理精度が落ちる。
3.難しすぎる内容: 限界を超える難問ばかり解かせて、集中力が削がれている。
・対処法: まず「寝かせる」「焦らない」「難しい問題を1段階優しくする」ことで、心身の余裕を取り戻すことを最優先しましょう。疲れている子に「ちゃんと見直しなさい」は逆効果です。
・サインの理由: 自分の間違いを認めると、「自分にはできない」と感じ、ささやかな自信を守るために「見ない・聞かない」という防衛反応を起こします。
・対処法:
❶問い詰めない: 「この問題、なんで間違えたの?」という代わりに、「この問題、一緒に解き方調べてみても無理そう?」と声をかけてみましょう。「無理」と言われると、「そんなことない」と言いたくなる子どもの心理を利用します。
❷第三者の言葉: 親の言葉が入らない子には、「とりあえず1〜2分だけこの動画見てみて」と言って、第三者(塾講師など)の動画を見せることで、考え方を変えるきっかけを与える。
成績が下がる原因は、努力不足だけではありません。頑張り方を間違えているだけのことも多いのです。
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