上田市・上田駅近隣にお住いのみなさま。
ホワイトボード一人一台・自習室完備。
大学受験・高校受験・中学受験対策。
ナビ個別指導学院上田駅前です。
いよいよ夏の始まりが到来ですね。
高校生は文化祭があり、部活動では大会があります。ぜひ完全燃焼をして悔いの残らない
日々をお過ごしください。
またこの時期は怪我や体調を崩しがちですのでそれも合わせて気を付けたいですね。
さて
◆今回のテーマは<通知表廃止で保護者さんの価値観が変わる?>
岐阜県美濃市の全小学校が、小学1年生に対して
通知表を廃止する決断を下しました。
従来の通知表発行による「◎・○・△」による3段階評価をやめ、
これに代わって文章による総合所見の修了証を手渡すという形です。
児童が「評価」やそれに基づく他者比較に捉われ、
自己肯定感が下がるのではないかとの懸念からの措置で、
通知表を発行するのは3年生からにするとのこと。
これは一見すると、小学校低学年に限られた話で、
私たち(主に中高生をメインターゲットとする塾)には
あまり関係ないニュースのように思われるかもしれません。
しかしこの動きは、中高生を主な指導対象とする個別指導塾にとっても、
決して無関係ではないように感じます。
通知表廃止の背景にあるのは、
「数字による評価が、子ども同士の比較や自己肯定感の低下に繋がるのではないか」
という懸念、あるいは評価主義的な教育そのものへのアンチテーゼです。
実際、保護者さんも生徒さんも「通知表の評価を上げてほしい(上げたい)」
「英語が3から4になってほしい(したい)」といった、
具体的な要望を持って塾の門を叩きます。
しかし、たとえ小学校低学年のみとは言え、
「通知表がない」世代の子どもを育ててきた保護者さんたちは、
以前よりも「言葉によるフィードバック」や「子どもへの心理的配慮」に
敏感になるでしょう。
今後、こうした価値観を持った層が中学生の保護者さんになるころ、
塾に求められる期待値も変化してくる可能性があります。
ナビ個別指導学院上田駅前では、テストの結果だけではなく、
「自分から問題を解く意欲が見えた」「失敗しても再挑戦する姿勢が出てきた」といった
プロセスの承認や学習習慣の変化の報告もいたします。
学習はスプリントではなく、長距離走なのですから。
だからこそ可能な「顔の見える言葉」が価値になるはずです。
塾の現場においても、「点数を上げる」ことと「自信を育てる」ことを
二項対立にせず、両立を目指す視点が大切だと思います。
そのためにも、数字の奥にある
「その子なりの努力」や「行動の変化」に目を向け、
それを丁寧な言葉で伝える力──すなわち「承認の技術」を、
今から育てておくべきではないでしょうか。
