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小学5年生の算数躓きやすい単元。それって本当に5年生でつまづいたのか

2025/06/13

諏訪市・茅野市の市境にある個別塾

ナビ個別指導学院諏訪茅野校です。

 

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今日は小学校の算数について。

親御さんのお話を聞いていると、小学5年生頃から少しずつ苦手になってきた。と耳にします。

小学5年生の単元はつまづきポイントが多くあり、実際に難しい単元も多いです。

ですが、それって本当に小学5年生でつまづいたのかどうか。

指導をしてみると実際は、それより少し前の小4や小3でつまづきがあった。なんてことも多いです。

意外と気づけていないだけで、5年生になる前に苦手になる兆候はあったりします。

今回はそんな「本当は何年生で苦手になったのか」について。

 

・算数は積み重ねの科目

よく耳にするかもしれませんが、算数が前の学年からの繋がりが多い科目になります。

・前の学年の内容を、キチンと理解できていなかった。

・当時は分かっていたけど、時間がたって忘れてしまった。

様々な理由で次学年以降の苦手に繋がっていきます。

理解できていなかったら再度指導が必要でしょうし、忘れているなら長期休みなどでの振り返りも必要です。

その子、その子にあった対応をしてあげましょう。

 

では実際に単元に絞って、どの学年まで戻ればいいのか。

5年生の躓きやすい生徒が多い単元に絞って説明します。

 

・小数の掛け算、わり算

⇒小学4年生「小数×整数/小数÷整数」または「概数の計算」

これは前学年の小数と整数の計算が、しっかりと理解していないと躓きやすいポイントです。

また多くあるのは"小数点の位置の間違い"。これはおよその計算ができていない生徒や

小数の足し引きと混ざってしまって分からなくなる子も多くいます。

計算をただ機械的に筆算で行っていると陥るミスなので、しっかりとどうしてその計算になるのか。

というのを理解していない子に多く見られます。

 

・分数

⇒小学5年生「倍数/約数」または、小学3年生「分数」

実は分数は、小学3年生の時に一度習っている単元になります。

特に2年前の内容なので、すっかり忘れている人もチラホラ。

少し心配だなぁ。という方は一度学校で授業が始まる前に復習しておきましょう。

また約分や通分などが苦手な人は、倍数や約数を再度確認も必要です。

 

・単位量当たりの大きさ

⇒直接的なつながりのある単元はなし

実はこの単元は苦手な生徒が多い単元の一つで、文章問題が苦手といった子に多く見られます。

文章をよく読むことができず、人口密度を求める問題でも

「人口」÷「面積」なのか「面積」÷「人口」なのか

わからなくなってしまう生徒も多くいます。

これはわり算の「包含除」の考え方を理解できると、わり算を鍛えてみるのも一つの手かもしれません。

また人口密度の問題などから、図形の問題をやってみるのもいいですね。

 

以上、参考にしてみて下さい。

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