松本北校のブログ

読解力をつけるためにはどうしたらいいの?塾って必要?

2025/09/06

教科書を読み解くことの大切さ、読解力、学ぶ場として塾は必要かどうかについて。
冒頭から突然ですが、教科書を読まず、映像やウェブ検索、口頭だけでは何となく分かった気に錯覚させてしまうことが多いと感じています。
このなんとなくわかった気になるというのが厄介なのです。
そして、周りの人たちも分かったかどうかを『分かった?』と、ハイかイイエで答えられる聞き方をしてしまいがちです。
私は『分かったとは、自分の言葉で書いてある内容をまとめられ、相手に伝える事ができること』を指すと考えています。
反対に、『分からないとは、知らない言葉だらけで自分の知っている言葉に変換できないこと』を指すと思います。
厳しい言い方になりますが、『知らない言葉だらけで、全く分からない状態ではない=なんとなく分かった』となっていないでしょうか?
どうしても、好きなものばかり見ていると、語彙力は増えず読解力は身に付きません。そして、教科書を読んで、1人で理解することが難しくなります。
本を読む集中力がないのは、知らない言葉がたくさんあり、書いてある内容がわからず、まるで意味不明な呪文を読んでいるような感覚になるからです。
大人でも、見たこともない数式や知らない専門用語ばかり書かれた文章を読むのは苦痛でしかありません。
以下、例文です
「量子重力理論的非可換幾何解析」
「超弦理論的多次元時空構造解析」
「修辞的換喩表現の解釈論」
意味分からないですよね?
教科書を読めないと、この気持ちを毎日学校の授業で味わうと言うことです。
これでは勉強が好きになるわけはありません。
学校の教科書は、学年が上がっていくに従って、語彙力や読解力がつくように作られています。
だからこそ、その学年、その学年で身に付けておくべき言葉とその意味を理解していくことが大切になります。
そして、わからない言葉が出てきたときには、きちんと意味や使い方調べ、覚えていくことで、調べる癖や文章を読む力がついていきます。
人と人がわかり合うためには、言葉を使って会話や文章でコミニュケーションをとります。
だからこそ、伝えたいことを自分の言葉でまとめ、それが相手に伝わる力が大切になります。
その土台を学ぶ事が、学校で勉強する意義ではないでしょうか?
ただし、『勉強しなさい』『集中しなさい』『よく読んで考えなさい』『丁寧に書きなさい』『学年プラス10分勉強しましょう』...など、言葉にするだけでやってくれるほど単純なことではありません。
そのサポートができるのが私たち塾だと考えています。

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