答えを出す前に、何を別々の変数として扱うべきか考えよう
勉強でも仕事でも、本当の考える力とは「すぐに答えを出す力」ではありません。
問題を構成する要素を「分けて考える力」こそが本当の考える力です。
問題に直面すると、多くの人はすぐに答えを探そうとします。
「どうすれば成績が上がるのか」 「なぜうまくいかなかったのか」 「どの方法が正しいのか」
もちろん答えを考えることは大切です。
しかし、その前に考えてほしいことがあります。
「何を別々の要素として考えるべきなのか」
問題は一つとは限らない
例えばテストの点数が下がったとします。
そのとき、
「勉強不足だった」
と考える人は少なくありません。
しかし本当にそれだけでしょうか。
- 勉強時間が足りなかった
- 勉強方法が合っていなかった
- 苦手単元を放置していた
- 問題演習が不足していた
- 本番で緊張してしまった
「勉強不足」という一言の中には、実はさまざまな要素が混ざっています。
それらを一つにまとめて考えると、本当の原因が見えなくなってしまいます。
勉強ができる人は分解が上手い
成績が伸びる生徒には共通点があります。
それは、
「何が分かっていて、何が分かっていないのか」を分けて考えていることです。
例えば、
- 計算はできるが文章題が苦手
- 一次関数は得意だが図形が苦手
- 授業では分かるが一人で解けない
- 理解はしているが解くスピードが遅い
このように細かく分解することで、改善すべきポイントが見えてきます。
社会に出ても同じ考え方が必要
この考え方は勉強だけではありません。
例えば企業が、
「お客様が減っている」
という課題を抱えていたとします。
しかし、その現象も分解してみる必要があります。
- 新しいお客様が減っているのか
- 既存のお客様が離れているのか
- 価格が原因なのか
- 利用頻度が下がっているのか
原因によって打つべき対策はまったく変わります。
問題を解決する前に、問題を分解することが重要なのです。
答えより先に「分ける」
私たちはつい正解に飛びつきたくなります。
しかし、本当に大切なのは、
「何を別々の要素として考えるべきか」
を見つけることです。
問題を正しく分解できれば、自然と考えるべきことが整理されます。
そして、その積み重ねが論理的に考える力につながっていきます。
考える力は「分ける力」から始まる
勉強でも仕事でも、すぐに答えを出そうとする前に考えてみてください。
この問題の中には、どんな要素が含まれているのだろうか。 何を別々に考えるべきなのだろうか。
問題を正しく分解できる人ほど、より良い答えにたどり着けます。
答えを探す前に、まずは「分けて考える習慣」を身につけていきましょう。
