北上校のブログ

最大公約数的なお話

2024/12/13

北上市のみなさん、こんにちは!

ナビ個別指導学院北上校です。

 

 

江戸時代なんかは農家の子は小さい頃から畑に出て手伝ったり、

ごはん屋のお家ならお給仕をして手伝っていたそうです。

すごいですよね~!!!

しかし、ペリー来航がきっかけとなり開国をすると、

世界をまたにかけた国VS国の生存競争に巻き込まれることとなります。

日本は資源がとれなかったため工場をたくさん作り、

輸入したものを加工して輸出する、いわゆる加工貿易で国家の繁栄を目指しました。

 

ところで、当時の工場作業というと、職人さん以外は

基本的にはひたすら同じことの繰り返しになります。

(ひたすら皿の上に20グラムずつ取り分ける作業とか来た荷物を場所に運ぶとか)

これがまぁ大変だったそうで、

それまで親の教育を受けて育った国民は工業化の時代に合う人材が少なかったようです。

例えば、時間通りに工場に来られなかったり、飽きたら勝手に帰ってしまったり、

今考えるとむちゃくちゃかもしれませんが、その時代の価値観ではそれが割と普通だったのです。

いやはや、真面目なのか不真面目なのかわかりませんね。

 

こういった問題を受けて、義務教育というものが始まりました。

その目的は親から教育する権利を取り上げてしまって、

「素直で我慢強く、協調性があり先生(上司)の言うことをよく聞く」人材を育てることでした。

結構過激で驚きますよね。

そういったこともあって、昔ながらの教育といえば、生徒を廊下に立たせたり、

点数が悪かったら怒鳴られたり、持久走をしても水は飲んじゃダメ!とか、

そういったものも全て工業化に適した人材育成のためでした。

 

実は、結果だけを見ると、この戦略は大成功したんですよね。

世界大戦での敗戦を経験したにも関わらず、日本は工業の分野で大躍進を遂げて、

一大国家へと成り上がりました。

 

 

さて、時代は進み現代。

ロボットやAIなどに取って代わられる仕事は全体の3割以上もあるそうです。

残りは主に思考力やコミュニケーションなどの能力が必要な職業です。

ですから、話し合いの授業が増えているのは生徒の皆さんが感じているかと思います。

このように、教育は時代のニーズに合った人材を育てるために内容を変化させております。

 

ここで、教育の変化を別の視点で見てみましょう。

教育を受ける側の一部の方が望んでいる教育の変化というのもあります。

それは、何か目的があっての変化というより、

詰め込み教育に対するゆとり教育や、体罰や怒鳴ることを禁止するなど、

過去の教育に対するアンチテーゼのような側面が強いようです。

 

教師側は時代のニーズに合わせた人材育成のため、

教育を受ける側は自分が割を食わないように、

それぞれの思惑が交錯しています。

前時代的な教育も、現在の教育もそれぞれメリットデメリットがあります。

何が正解なんだろう?その問いに対する答えは私も出ていません。

 

今、生徒のために必要なものは何なのか、次回のブログに続きます。

 

北上校トップへ戻る

PageTop

無料体験はこちらから