花巻校のブログ

【中3向け】係り結びの法則

2017/08/30

花巻市のみなさん、こんにちは!

ナビ個別指導学院 花巻校です。

 

今日は中学校の国語で、つまづく人の多い係り結びの法則について解説したいと思います。

 

・係り結びの法則とは何か?

⇒文中に「ぞ・なむ・や・か・こそ」がある場合に、文末がいつもと違う形に変化する。

「ぞ・なむ・や・か」⇒連体形になる(ウ段で終わるのが多い)

「こそ」⇒已然形になる

 

・変化のしかた

たとえば「なり」のケースで言うと

なり⇒連体形「なる」已然形「なれ」という活用をとります。

 

例文を見てみましょう

・普通の文⇒係助詞「ぞ」

「我はコロスケなり」⇒「我コロスケなる

・普通の文⇒係助詞「なむ」

「我はコロスケなり」⇒「我なんコロスケなる

・普通の文⇒係助詞「や」

「我はコロスケなり」⇒「我こそコロスケなれ

 

・意味

「ぞ・なむ・こそ」⇒強意(強調)

「や・か」⇒疑問・反語(~だろうか?(いや、そうじゃない))

 

ことわざや歌の中でも係り結びの法則は登場します。

「好きはものの上手なり」⇒「好きこそものの上手なれ

「今は別れむ」⇒「今こそ別れ

 

仰げば尊しの「別れめ」が「別れ目」ではないと知ったときは、結構衝撃を受けました。

 

係り結びの法則の係助詞5つは

「ぞ~なむや~か~こそ!」声に出して覚えると効果的ですよ!

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