岡場校のブログ
2025/08/21
ある程度歳を取ると、ついつい自分の学生時代当時と今を比べてしまうときがあります。
例えば部活。私は野球部だったのですが、当時はテスト前以外はすべて練習もしくは試合があり、今考えてもかなり過酷だったと思います。ですがその当時はそのことに疑問を持つことはありませんでした。そういうものだと納得していたのです。
しかし最近の部活の状況をみると、当時に比べてかなり楽になっているように見えるんですよね。休みは必ずあるし、練習時間も短い。一見すると部活を取り巻く環境は良くなっているように見えます。
しかし本当にそうでしょうか。
神戸市では今後、部活という名目の活動の代わりに「コベカツ」という地域クラブ活動に移行し、学校の教師が顧問をすることもなくなっていくようです。これって改善なんでしょうか?部活の本来の目的っていったい何なんでしょうか。やりたい人だけやって上手い人が集まって試合に勝つことが目的なんでしょうか。
時代の流れなのかもしれませんが、部活にしても勉強にしてもある一定の強制がなければこれらの能力が伸びていくとは思えないのです。部活は毎日行かなければならない、勉強は毎日しなければならない、しなかったら怒られる・・・、そういったある種の強制力があったからこそ当時の私は部活や勉強をやっていたことは間違いないのです。
今からしたら理不尽に感じるようなことであっても、その中で人間関係や上下関係、上手い人もそうでない人も、勉強が得意な人もそうでない人も一緒に目標に向かって努力することで見えてくるものがあるのではないでしょうか。
勉強が嫌いだったらやらなくていい、しんどかったら辞めればいいと簡単に言えてしまう今の時代、私ははっきり言って嫌いです。