岡場校のブログ
2025/07/31
最近中学生の保護者の方と話をしていて感じたことなのですが、「うちの子だったらどのあたりの高校いけますか?」みたいなことを聞かれることが多いです。
そういうときに私が決まって言うことは、「○○さんは高校に入った後のこと考えてる?」です。
当然ですが高校入試はただの通過点です。ですから近視眼的に高校に受かることだけを考えていると入った後にとてつもない後悔をすることになります。単に偏差値の高い高校を目指す、現状の自分で行ける高校で妥協する・・・など目の前のことだけを考えて進路を決めるのは非常に危険です。
少なくとも高校を卒業するまでは勉強することから逃れることはできません。しかしながら高校卒業したあとの進路は中学から高校に進学するときとは違い、人によって大きく変わります。
大学を目指すのか、就職するのか、はたまた別の道を進むのかは本当に人それぞれです。そしてどのような進路を選んだとしても、思い付きで何とかなることはなく、時間をかけて準備する必要があります。つまり、高校に入った時点で自分の将来の進路を考えた場合、かなり早い段階で自分の進路を決めてから行動する必要があるということです。
当然ですが大学進学を目指す人と就職を考えている人ではやるべきことが全く異なります。特に大学進学を考えている人はかなり早い段階で受験を意識しておく必要があります。さらに言うと、どこの高校に入るかによって行ける大学は大きく変わります。
では高偏差値の高校に行けばいいのかというとそういうことではありません。内申点ありきでギリギリ合格したとしても、直後に学力的な困難が待ち受けているからです。
ですから、「どこに行くのかではなく、そこで何をするのか」を明確にしておく必要があるのです。そして、それを考えることができるのは中学生の間だけなんです。
将来のことなんて分からない。確かにそうです。しかしそれを今考えて行動している人とそうでない人の差は何年後かに確実に出ます。そしてその時に後悔しても手遅れです。
分からないからこそ今やるべきことに全力を注ぐことが大事なのではないでしょうか。