蒲郡校のブログ

【小学生の保護者様へ】理科と社会で"今"身につけておきたい力とは?

2025/11/21

近年の学習指導要領では、暗記中心の学習から
「自ら考え、調べ、まとめる力」=探究力
がより重視されるようになっています。

  

その中でも、小学生のうちに"基礎固め"をしておくと効果が大きいのが 理科 と 社会
今日は、中学・高校の学びにつながる "今やっておくべきこと" をまとめていきます。

 

理科:知識より「考え方」が重要に

 

1. 観察 → 予想 → 実験 → まとめ の流れに慣れる

理科の本質は 現象を探究するプロセス にあります。
完璧に覚える必要はありませんが、次の流れを経験しておくことがとても大切です。

・気づく・疑問をもつ

・予想を立てる

・実験・観察をする

・結果をまとめる

この積み重ねが中学以降の内容の理解を大きく助けます。

 

2. 理科用語を"体験とセット"で理解する

暗記するだけでは忘れてしまいます。
小学生のうちは 実際に触る・動かす・試す ことをセットにすると記憶が強固になります。

・電気(直列・並列)

・てこの働き

・水の状態変化(蒸発・凝結)

・磁石の性質

学校の授業でやったことを家で聞いたり、市販の簡単な実験キットを使うのも効果的です。

 

3. グラフ・表を読む力を育てる

これからの理科では データ読み取り力 が必須です。
小学生でも次のような練習ができます。

・天気や気温を折れ線グラフにする

・観察したことを表にまとめる

・グラフの"増減"を言葉で説明する

高学年だけでなく、低学年から少しずつ慣れるのがポイントです。

 

社会:暮らしと世界をつなげる"地図力"がカギ

 

1. 地図を見る力をつける(最重要)

地図に慣れている子は、中学の地理が本当にスムーズです。

・日本の都道府県の位置

・世界の大陸・主要国の場所

・地図記号

・地図アプリで方位を確認する習慣

大きな地図をお家に貼っておくだけでも効果があります。

 

2. ニュースに触れる習慣をつける

難しい内容でなくて大丈夫。
大切なのは 世の中で何が起きているかに関心をもつこと です。

・小学生新聞を読む

・テレビ等のニュースを見る

・家族で「今日の話題」を1つ共有する

情報を見て「どうして?」と考える力が社会科の土台になります。

 

3. 歴史は"年号"ではなく"流れ"を見る

小学生の歴史は、深く覚える必要はありません。
しかし、
「何が起こり → 何が変わったのか」
"流れの理解" があるだけで、中学歴史の理解が圧倒的に楽になります。

マンガやアニメを使っても十分効果があります。

 

4. 情報を調べてまとめる体験を増やす

近年は探究型の授業が増えており、
社会科では 調べ学習のスキル がとても重要になります。

・図書館・公式サイトで情報を探す

・複数の資料を比べる

・まとめ方(ノート・スライド)を工夫する

家庭でも好きな地域・国・歴史人物などを調べるだけで力がつきます。

まとめ:小学生の理科・社会は「考える力の育成期」

分野 今やっておくこと
理科 観察・実験のプロセス/グラフ作成/体験と用語を結びつける
社会 地図力/ニュース習慣/歴史の流れ理解/調べ学習スキル

 

暗記よりも、

"気づく・調べる・まとめる" という探究の姿勢
を身につけておくことが、中学以降の学力を大きく押し上げます。

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