大泉学園校のブログ
2022/11/03
今回は、具体的な英語の勉強方法についてご紹介します。
英語が苦手な中学生に共通しているのは、覚えているべき単語や熟語を覚えていない、ということです。
いくら文法を理解しても、ひとつひとつの単語の意味が分からないとチンプンカンプン。大学レベルの単語や熟語なら前後の文脈から意味を類推することもできますが、中学レベルの単語は基本的なものばかり。逆に、基本的な単語・熟語ほど意味を知らなければ文全体の意味が分かりません。
また、その単語を正確に書けなければ、いくら文法的な分の組み立てができていても『✕』。
大学受験と違って、高校受験で出てくる単語は教科書に繰り返し出てくるものが多いです。ですから、あえて暗記しようと思わなくても暗記できてしまう単語もそれなりにあります。それがかえって油断を生むのです!
いつの間にか覚えている単語・熟語があるため、「暗記しよう!」という意識が生まれず、うろ覚えのままなんとなくやり過ごした結果、とんでもないことになってしまうケースをよく目にします。
最近は、『暗記』=『つめこみ』=『悪』みたいな勘違いをしている中学生が多いようですが、ちょっと小学生時代を思い出してください。小学2年生の時に、かけ算九九を必死で暗記しませんでしたか?九九が出来なければ、それ以降の算数・数学の問題は解けません。やはり、暗記しなければならないものは暗記しなくてはいけないのです。
英語が苦手な多くの中学生は、単語の中でも I,my,me,mine-you,your,you,yours,...の変化と意味を覚えていません。これが頭に入っていないと、中学1年で習う『三単現のS』を筆頭に、ありとあらゆる文章で苦戦します。
まずは、『主格=~は・が、所有格=~の、目的格=~を・に、所有代名詞=~のもの』を覚え、あとはかけ算九九と同じように繰り返し声に出して言いましょう。
どの単語も短いので、スペルは自然と覚えます。とにかく声に出して暗唱してください。
また、英語が苦手な中学生が間違えやすい基本的な単語の代表例として、they,their,there,they're,these,thoseなどのthで始まる一連の単語があります。
特に、their,there,they're は発音も同じでスペルも似ているので、結構こんがらがっている人が多いです。
先程の I,my,me,mineをまず覚え、続いてthis-these,that-thoseを覚えていけば、これらの整理がつきます。
月・曜日・数字は中学1年生の初めに習います。これらをまだ覚えていない人は、必ず書けるようにしておいてください。
埼玉県では、ほぼ毎年のようにこれらの単語が公立高校入試に出題されます。例えば、令和4年度入試では June、令和3年度では July、令和2年度では December といった具合です。とにかく、埼玉県は月・曜日・数字が好きです。必ず意味と書きを完ぺきにしておきましょう。
中学の英語教科書に出てくる単語・熟語はどれも基本です。固有名詞以外はすべて暗記しましょう。
暗記する際、かならず繰り返し書きましょう。回数は自分で決めればOKです。目安としては、1単語につき最低5回以上でしょうか。
そして、必ず声に出して読みながら書くようにしましょう。ものごとは、それに関連する情報が多いほど記憶に残ります。黙って読んでいるだけだと「視覚」しか使っていません。書けば、「視覚」プラス「触覚(手)」を使います。声を出せば「視覚」プラス「触覚(手)」プラス「聴覚(耳)」プラス「クチ」を使うことになり、情報量が増えます。
黙って書いても、声に出して書いてもかかる時間は同じ。ならば声に出して読まない手はありません。
書いて終わりにしてはいけません。目的は「覚える」ことです。覚えたかどうかを自分でテストしましょう!
もし、覚えていない単語があったらもう一度練習します。覚えていない単語だけでOKです。そして、その単語をまたテストします。
以降、間違えが無くなるまで同じ流れを繰り返します。
1回目より2回目、2回目より3回目の方が練習する単語が減りますから、だんだんと回転が速くなります。しかも、間違えた単語ほどたくさん練習できるので効率が良いです。
英語が苦手という方は、是非このやり方を試してみて下さい。
ナビ大泉学園校の生徒の皆さん!今後も切磋琢磨して一緒に頑張りましょう!!
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