「過去問って、まだ基礎も終わってないのに解く意味あるの?」
「本番直前にやるべきじゃないの?」
多くの受験生がこんなふうに思ったことがあると思います。私もそうでした。
でも実は、「過去問はなるべく早めに手をつけたほうが合格に近づける」という事実、知っていましたか?
【過去問を早く解く3つのメリット】
① 「敵(入試問題)を知ることで、戦い方が見えてくる」
過去問には、その学校の「出題傾向」「難易度」「時間配分の目安」など、貴重な情報が詰まっています。
どんな形式で、どの分野がよく出て、どれくらい時間がかかるのか――これを知らずに勉強するのは、地図なしで山を登るようなもの。
早めに解いておけば、「この学校は英作文が毎年出るな」とか「数学は証明問題に強くなっておく必要がある」など、効率の良い対策が可能になります。
② 「ゴール(合格ライン)から逆算して勉強計画が立てられる」
入試では、すべての分野を完璧に仕上げる必要はありません。
合格点を取るために「どこを深くやるか」「どこを捨てるか」の判断が重要。
過去問を早めに見ることで、「合格点はこれくらい」「この問題は今の力では解けないから、秋以降にやろう」といった戦略的な学習計画が立てられるようになります。
③ 「モチベーションが上がる」
意外と見落とされがちですが、過去問を解いてみると、
「今の時点では全然歯が立たない。でも半年後には解けるようになりたい」
という具体的な目標意識が生まれます。
逆に、全く手をつけずに漫然と勉強していると、モチベーションが下がりやすい。
早めに過去問に触れることで、今の自分との差を自覚し、日々の勉強に意味を持たせることができるんです。
上記の理由から効果的かつ効率的に勉強を進めたい方はまず過去問を解いてみましょう。