静岡北校のブログ

英単語の覚え方

2025/12/18

静岡市にお住まいの皆さん、こんにちは。

ナビ個別指導学院 静岡北校です。

今回は「英単語の覚え方・上級編」についてご紹介します。

英単語の勉強というと、「ひたすら書く」「何度も音読する」といった方法を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん基本としてとても大切ですが、長く覚えて"使える"単語にするには、少し"考えて"覚える工夫が必要です。

ここで紹介する方法は、ある程度基礎単語を理解している方向けの内容です。
少しステップアップした学習法として、ぜひ参考にしてみてください。


① 接頭語・接尾語を意識して覚える

英単語は、漢字の部首と同じで「意味をもつパーツ」の組み合わせでできています。
接頭語・接尾語を知っておくと、知らない単語でも意味を推測しやすくなります。

  • re-(再び):return, review, recycle

  • pre-(前に):preview, prepare, predict

  • -tion / -ment(名詞化):information, improvement, development

  • -less(~がない):careless, hopeless

  • ab-(離れて・悪い方向へ):abnormal, absent

"パーツで考える"ことで、意味のつながりが見えてきます。


② 日常の中にある英単語から関連づける

身近な言葉や商品名から単語をイメージすると、記憶が定着しやすくなります。

  • value → 「マックスバリュ」から連想=価値あるもの

  • associate → 「PTA(Parents-Teacher Association)のA」=関わる、関連付ける

  • develop → 「SDGsのD」=開発する・発展する

  • active / action / actor → すべて「act(行動する)」がもと

使われている場面を意識することで、単語が一気に身近に感じられます。



③ 例文ごと覚える(文脈で記憶する)

単語単体で覚えるより、文の中で意味をつかむほうが忘れにくいです。

例)
He runs every morning.(彼は毎朝走る)
→ run は「走る」だけでなく「動かす」「経営する」など多くの意味を持ちます。
文脈で覚えることで、多義語にも対応できるようになります。



④ 見た目や語感でイメージをつける

形や音から連想して覚えるのも効果的です。

  • round(丸い)→ 文字の形も丸い

  • slip(すべる)→ スッと抜けるような音

  • sharp(鋭い)→ 「シャッ」と切れそうな響き

感覚的な記憶は、意外と長く残ります。



⑤ 関連語でまとめて覚える

意味が似ていたり、反対だったりする単語をセットで覚えると整理しやすくなります。

big ↔ small
buy ↔ sell
begin ↔ finish
success ↔ failure
say/talk/speech/tell/speak

グループ化すると、思い出すときにもつながりが生まれます。



⑥ 繰り返し重視で、完璧を目指さない

英単語は"一回で完璧に覚えよう"としなくて大丈夫です。
実際、一度で覚えられるのは20%以下といわれています。

大切なのは「量」より「頻度」です。

  • 短時間でも繰り返し触れる

  • 忘れた単語を何度も見直す

少しずつでも続ければ、確実に定着していきます。
一度に1時間かけるよりも、1回5分を10回が推奨です。
トイレやお風呂で覚えるのもありですし、
スマホの待ち受けにしてスマホを触るたびに復習もありです。
お勧めは以下のやり方です。

1日で50~100個をやる
⇒覚えているのはだいたい10~20個
⇒気にせず進む
⇒一定期間後に再周回
⇒上記、3ステップを繰り返し定着率を上げる


英単語学習は「努力量」だけでなく、「考え方」と「戦略」で差がつきます。

  • 接頭語・接尾語で意味のまとまりを理解する

  • 日常や文脈で関連づける

  • 繰り返し触れて定着させる

この3つを意識するだけで、英単語は"使える知識"に変わります。
完璧を目指すより、回数を重ねていくこと――それが上達への近道です。

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