函南校のブログ

勉強の仕方【暗記編】

2025/08/06

保護者の皆様

いつも大変お世話になっております。
ナビ個別指導学院 函南校です。

定期テストや受験勉強が本格化するこの時期、多くの生徒さんから共通して寄せられるのが、
「暗記が苦手」「どうやって覚えたらいいのか分からない」といったお悩みです。

確かに、意味のない言葉や数字の羅列をひたすら覚える作業は、大人でも難しく感じるものです。
しかし、記憶のしくみや効果的な学習法を理解すれば、「暗記はセンスではなく、やり方で決まる」ことに気づけます。

今回は、誰でもすぐに実践できる「暗記力を高める方法」について、科学的根拠に基づいた代表的なテクニックをご紹介します。


■ なぜ暗記がうまくいかないのか?

暗記が定着しにくい主な原因は、以下の4つです。

(1)「一度で覚えよう」としている
(2)「意味づけせずに丸暗記」している
(3)「復習のタイミング」が適切でない
(4)暗記が必要な知識と、理解が必要な部分を切り分けられていない

つまり、効率のよい記憶法を知り、それを正しく実践することで、多くの生徒さんが「覚えられる自分」に変わっていけます。


■ 今すぐ使える!暗記力を高める5つの学習法

1.エビングハウスの忘却曲線を活用
人は覚えた内容を時間の経過とともに急速に忘れていきます。
だからこそ、「復習のタイミング」が重要です。
→ 24時間以内に1回復習 → 3日後 → 1週間後、というサイクルで記憶が定着します。

2.間隔反復(Spaced Repetition)
繰り返すごとに復習の間隔を少しずつあけることで、記憶が長期化されます。
→ フラッシュカードアプリの活用などもおすすめです。

3.アクティブ・リコール(Active Recall)
ただ読むだけでなく、「自分で思い出す」ことで記憶が深くなります。
→ A4の紙に覚えた内容を書き出す/友人に説明する/要点をまとめる、など。
「問題を解く」「口に出して説明する」などの能動的な取り組みがポイントです。

4.グルーピング・視覚化
情報を意味のあるまとまりに分けて、図やイメージとセットで記憶すると効果的です。
→ 語呂合わせ・図解・マインドマップ・分類表などの活用がおすすめです。

5.五感を使って学ぶ
書く、声に出す、図を描くなど、複数の感覚を同時に使うことで脳が活性化し、記憶の定着が促進されます。


■ 科目別・暗記のポイント

● 英語
単語は例文や使用場面とセットで覚えると実践的です。
接頭語や接尾語を意識すると、未知の単語にも対応しやすくなります。

● 社会
歴史は「流れ」や「人物の行動目的」をストーリーとして理解するのが鍵です。
→ 誰が・何を・何のために、を意識すること。年号は語呂合わせで補強を。

● 理科
用語は図と結びつけて記憶するのが効果的です。
→ 実験内容は「何をした→どうなった→なぜそうなった」という因果関係で理解することが重要です。

● 数学
公式は問題演習とセットで覚えると、実践力がつきます。
→ ミスした部分は「注意点」として明確にし、繰り返し確認しておくと安心です。


■ 暗記は「やり方」が9割

「覚えられない」のではなく、「覚え方を知らない」だけかもしれません。
暗記は才能ではなく、正しい方法と継続によって誰でも伸ばせるスキルです。

ナビ個別指導学院函南校では、こうした学習法の指導も含めて、日々のサポートに力を入れております。
ご家庭でもぜひ、お子様との学習の中でご活用いただければ幸いです。

函南校トップへ戻る

PageTop

無料体験はこちらから