入試の追い込みは過去問演習で

 ★入試の問題に強くなってほしいから。
⇒テストで点数をとるために絶対に必要なものは学力です。
　それと同じくらい大切なことは、そのテストに強くなることです。
　三重県公立高校の後期選抜は50点満点。出題されている問題の
　中には、まだ簡単と思えるものもあれば、全く解ける気がしない
　ような問題もあります。その配点を見た時、難問の配点が小さければ、
　それは時間の「コスパが悪い」問題になります。難易度が低い上に、
　配点が難問と同じくらいある、時間の「コスパが良い」問題がどれくらい
　の割合で出ているのかを探ることも大切な準備の1つです。

★出題傾向を自分でつかんでほしいから。
⇒過去問の本の中には、テストだけではなく模範解答のページと、後期選抜に
　ついての説明のページがあります。特に「出題傾向」では、各科目で どの
　分野の、どの単元が、過去5年間の中でどれくらいの頻度で出てきているのか
　が載っています。まずはこれを確認しましょう。そして、まず1周、
　5年分を解いてください。

　　　　　　　　　　　「この問題のイラスト、また出てきなたぁ。」

　　　　　　　　　　　「この答え、何回も出てきた気がするなぁ。」

　と感じるはずです。
　これが大切な気づきになります。言われたり、端的に書いてあったりするもの
　を見て、「あ、そうなんだな。」と思うことも大切ですが、自分自身で見つけ
　たり気づいたりすることでより定着しやすくなります。講師の先生に、後期選抜
　の頻出単元を具体的に教えてあげられるくらいまでになると、出題傾向の掴み
　としては完璧です！

 ★自分の課題、弱点を見つけて、優先して取り組んでほしいから。
⇒過去問は、自分の先輩たちが受けてきた入試そのものです。学校の授業がある
　程度進んだ中3の後半になって初めて取り組むことができます。残された時間も
　少ない状態で取り組むものですので、しっかり優先順位をつけておく必要が
　あります。後期選抜のテスト自体に慣れて、頻出単元もだんだん分かってきたら、
　改めて自分が点数をとれていない内容を探してMy過去問に目印をつけておきましょう。
　模範解答を見ても理解できない問題も同様です。そしてそれを入試対策で講師の
　先生に質問していきましょう。また、その内容は自分が本番までに解けるように
　しておかなければならない問題かどうかも確認しておくと良いでしょう。志望校に　　
　よって、本番でとりたい目標点は異なります。目標点は5科目の合計点になるので、
　苦手な科目の分は得意な科目でカバーすることができます。どの科目で自分は点数を
　稼ぎたいのかも決めておくことがベストです。本番当日になって、問題を見た時に
　慌てて取捨選択しなくても済むように、その練習と思って今から意識して
　やってみましょう。