木津校のブログ
2024/12/26
「せんせー、文章題めっちゃむずい~」
受験生の悲鳴が聞こえてきます。
確かにどこの入試問題でも方程式の文章題は出題されていますね。
文章題って本当に難しい?
とんでもない!!
入試レベルのテストであれば、
方程式の文章題はむしろサービス問題!!
パターンも決まってますしね。
そこで今日はちょっと応用テクニックを♪
ある中学校の昨年の生徒数は450人でした。
今年は昨年に比べ、男子が7%増え、女子が4%減ったため、
全体では4人増えました。
今年の男子、女子、それぞれの人数を求めなさい。
よくあるパターンです!!
昨年の男子の人数をx人、女子の人数をy人として
x+y=450...①
1.07x+0.96y=450+4...②
と2つの式をつくり、連立方程式を解いていきます。
②の式を107x+96y=45400
と変形しないといけないので、非常にめんどうな計算です。
入試って時間制限が厳しいですよね。
①の式を107倍とか96倍して加減法?
そんなことしてたら時間が足りなくなりますよ。
何より450×107なんて計算、ミスの元です!!
文章題が何故サービス問題なのか?
それは当たりをつけておくことで、
非常に計算が楽になるんです!!
注目するのは男子の人数!
7%増えていますね。
ということは増えた人数は0.07x人。
人数を聞かれているのですから、0.07xは必ず整数になります。
(増えた人数3.5人とかっておかしいでしょ♪)
1.07は100分の7。
100分の7はこれ以上約分できないので、
1.07xを整数にしようとすると、xは必ず100の倍数になります。
この時点で昨年の男子の人数は100・200・300・400人のいずれかになります。
男子と女子合わせて450人なんですから、怪しいのはどれでしょう?
200か300が怪しくないですか?
だって男子が400人なら女子は50人ですよ。
バランス悪すぎますよね。
男子200人なら女子250人、
男子が300人なら女子は150人。
どちらが怪しいですか?
そう!!
正解は、昨年の男子200人、女子250人!!
あとはそれぞれ1.07・0.96をかけて、
今年の男子214人、女子240人、
が答えとなります。
あとは確かめを忘れないで!
214+240=454
ちゃんと4人増えていますね♪
この確かめをしやすいのが文章題のメリット!!
学校まで歩いて行っているのに距離84km
(遠すぎるわ!!)
鉛筆1本の値段、3200円
(誰が買うねん!!)
お父さんの年齢、15歳
(いや、あるかもしらんけど...)
パターンが決まっているということは、
練習量で差がつく部分でもあります。
苦手意識を持っている人が多い分、
差をつけるチャンス!!
しっかり練習しておこう!
受験生でなくても使えるテクニックなので、
みんなも試してみてくださいね。
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