亀岡校のブログ
2017/08/23
亀岡市のみなさん、こんにちは!
ナビ個別指導学院 亀岡校です。
古文で、よくあるひっかけ問題。
「ぬ」の使い方です!
「いらぬ!!」と言われれば、
「いらない!」という意味ですよね!
さて、某アニメ映画
「風立ちぬ」
風が立つのか、立たないのか、どっちだと思いますか?
「立つ」の活用
未然形:立た-ない
連用形:立ち-ます
終止形:立つ-。
連体形:立つ-時
仮定形:立て-ば
命令形:立と-う
未然形は、あとに打消しがつきます。
連用形は、あとには用言がつきます。
さて、ここで「風立ちぬ」。
立 ち ー ぬ
「立」のあとは
「ち」が来ているので、連用形とわかります。
連用形のあとには、打消しの意味は来ないので、
「風立ちぬ」は、
「風が立った」という意味でしたー
ちなみに、ここの「ぬ」は完了の意味を表すので、
「風が立った」となります。
そうすると、タイトルもストーリーの捉え方もグッと変わりますね。
ポイントは、
未然形→ぬ なら打消し
連用形→ぬ なら完了です。
(例)
京には見えぬ鳥なれば(伊勢物語・九段)
「都では見ない鳥だったので」
(見え ー ず 未然形)
三河の国、八橋といふ所にいたりぬ。(伊勢物語・九段)
「三河の国の八橋というところにきた。」
では、次の問題、「風と共に去りぬ」
風と共に去ったのか、
風と共には去らなかったのか、
どちらでしょう??
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