岡場校のブログ

塾は「何でも屋」ではない

2025/10/31

最近見たネットの記事で思わず頷いてしまったものがあります。

ある親子が塾を訪れ、入塾を希望したいとのことで話を聞いていると、その生徒は中学受験を考えていて、これまでにいくつも塾を変えてきており、どの塾も指導方針が合わない、講師が・・・、など様々な理由をつけて辞めてきたとのこと。

対応した先生に対しても、「この子に命をかけられますか?」と迫り、とにかく結果を求めてきたそうです。

保護者の方が塾に成果を求めることは当然のことであり、それは問題ないのですが、塾に対して過度な要求をしてきているにも関わらず、「夏休みのこの時期は旅行するので休みます。」等、自身の都合も押し付けてくる方だったそうです。

当然のことですが、塾側としては初対面の生徒に命をかけられるわけでもなく、自身の都合を優先するのであれば受験は諦めるように伝え、入塾を断ったそうです。

この話を読んで思ったことは、少数ではありますが、「塾に入れば成績が上がるのは当然」と思っている生徒や保護者が存在するということです。

勿論我々は成績を上げるために全力は尽くします。しかし、塾というものはあくまでもサポートする立場であり、勉強はあくまでも「自分でするもの」ということです。

この問題が分からない、勉強の仕方を教えてほしいなどの問題に対しての答えは講師の先生や教室長は皆持っていますが、そのあとどうするかは完全に自分次第です。

分からない問題の解き方を教えてもらって納得するだけでテストで点が取れるわけではありません。実際に自分でやってみて、本当にできるか確認して、さらに知識として蓄積させるためには反復しなければいけません。

本当に学力を向上させたいと思っているのであれば、まずは心構えと覚悟を自分に問うてみてください。

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