今渡校のブログ

誤りの選択肢ほど根拠が大切に?

2025/06/14

可児市、近隣地域のみなさん こんにちは
ナビ個別指導学院 今渡校です。


突然ですが、皆さんは国語や英語は、
記述問題、記号問題(4択問題)どちらが好きですか?
読解問題が苦手な人ほど、
・勘でもあたるかもしれない
・時間をかけずに解ける
といった理由で記号問題の方が好きという人が多いと思います。

しかし、何となくで記号問題を解いていると
後々痛い目にあうかもしれません。


第1回の実力テストが学校によっては、
先週あたりから返却されています。
定期テストよりも難易度の高い実力テストですが、
特に初見の読解問題が増える国語、英語は
解き方が大切になります。


抜き出し問題、記述問題と色々ありますが、
最も設問数が多いのは記号問題です。

特に読解問題の最後の設問は
本文の内容と一致するものを選びなさい
というケースが多いです。

下線部の前後をマークする他の設問と違い、
この設問は文章全体から考える必要があります。
では、どのように解いていくべきか?

レベルに応じても違いますが、全員に共通するのは
×の選択肢の根拠を明確にすること」です。

正解の選択肢を導き出すこと、
その根拠を明確することは勿論ですが、
正解だけを探そうとするとどうしても精度は下がってしまいます。
そこで、×の選択肢もなぜ×なのかという根拠を明確にすることで、
正解率が上がるだけでなく、
分からない問題でも2択までには絞れます。

さらに高得点を狙いたい場合は、
×の選択肢のパターンも押さえましょう!

①反対のことが書かれている
②文章の一部が替わっている
③誇張した表現がされている
④そもそも文章中に書いていない

大きくはこの4パターンです。

①は、真逆のことが書かれているので、判別しやすい選択肢です。
特に国語の説明的文章では、具体⇄抽象、理想⇄現実のような
「対義語」で逆にすることがよくあります。

②は、前半部分はあってるけど、後半部分は違うなどというケース。
一部分だけ見て合ってると判断しないように注意が必要です。
特に英語の問題は細かい時制の部分などで、すり替わっていることがあります。

③は、選択肢内の言葉にヒントが隠されています。
「全て」「どれも」「絶対に」など誇張した表現
英語だとmustのような強い断定表現は要注意
少しでも例外があれば×になるので、問題作成者もつくりやすい誤答です。

④は、消去法で考えた時に最後まで残る選択肢になります。
×になる根拠の文はないものの、
本文に書かれていないので、○の根拠もない選択肢に。
この選択肢があるので、○も×も根拠を明確にすることが大切になります。


読解問題は、記述形式の問題に目が行きがちですが、
記述問題は部分点が貰えるチャンスもあります。
一方で記号問題は0か100かのどちらか。
何となくで選んでいると痛い目にあってしまいます。

岐阜県の公立入試の読解問題は、
国語、英語ともに記号問題が多いです。
根拠を明確にすることを意識して、
何となく選ぶから脱却しましょう!


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