幕張校のブログ

2025/11/27

テストが近づくと、多くの生徒さんが勉強時間を増やし、一生懸命に机に向かいます。

そのひたむきな努力は、それ自体が非常に尊いものです。

しかしながら、同じ時間勉強したとしても、成果が思うように現れないことがあります。

その差はどこから生まれるのでしょうか。

それは、勉強の「量」だけでなく「質」にあります。

今回はテスト勉強の質を高め、努力を成果に繋げるために不可欠な3つの原則をお伝えします。

 

  1. まず「範囲をすべて網羅する」こと

テスト勉強を始める時、多くの人が苦手な単元から手をつけてしまいがちです。

もちろん苦手克服は重要ですが、まず優先すべきは「テスト範囲の全体像を把握すること」です。

これは、目的地までの地図を広げる作業に似ています。

最初に全体を俯瞰することで、どの道が安全で、どこを通れば最短かが見渡せます。

同様に、単元にどれくらいの時間をかけるべきか、計画的に学習を進めることができます。

まずはテスト範囲表をしっかりと読み込んで、何を勉強すべきか、

どこからどこまでが範囲かをはっきりさせましょう。

その後、範囲内の教科書やワークを一度、最初から最後まで通読してみましょう。

完璧に理解する必要はありません。「何が書いてあるか」を大まかに掴むことが目的です。

この一手間が、勉強の抜け漏れを防ぎ、全体をバランス良く学習するための土台となるのです。

 

  1. 次に「わからないこと」を突き止めること

範囲の全体像が見えたら、次に行うべきは「わからないこと」の特定です。

これは、自分の課題を明確にするための、いわば「学習の健康診断」です。

「なんとなく分からない」という状態が、実は一番危険です。

問題を解いてみて、間違えた箇所や、解答に自信が持てなかった箇所に

チェックマークをつけましょう。

そして、「なぜ間違えたのか」「どこが理解できていないのか」を

自分の言葉で説明できるまで掘り下げてみてください。

ノートをうまく使って、学習の記録を残していくことは知識の積み上げに貢献します。

分からないことを認めるのは勇気がいるかもしれません。

ですが、それが成長への大きな一歩となります。

詳しい「直し」のやり方など気になった方はぜひお問い合わせを!

 

  1. 最後に「覚えたか」のチェックをすること

こうして、分からないことを一つずつ克服したら、最後の仕上げです。

それは「本当に覚えたか、理解したか」を自分自身でチェックする作業です。

参考書を読んだり、先生の説明を聞いたりした直後は、「わかったつもり」になりやすいものです。

しかし、その知識を実際に使えるかどうかは別問題です。

学習した内容を何も見ずに説明してみる、あるいは時間を置いてから

もう一度同じ問題を解いてみるなど、能動的なチェックを行いましょう。

この「思い出す」という作業が、脳に記憶を定着させる上で極めて効果的です。

この最終確認を丁寧に行うことで、知識は一夜漬けの曖昧なものから、

いつでも引き出せる確かな力へと変わります。

テスト勉強とは、ただ知識を詰め込む作業ではありません。

自分の現在地を知り、課題を見つけ、それを乗り越えていく、自己成長のプロセスそのものです。

今回お伝えした3つの原則が、皆さんの努力を正しい方向へ導き、

自信を持ってテストに臨むための助けとなれば幸いです。

学びの旅は続きます。私たちはいつでも、皆さんの挑戦を隣で支える伴走者でありたいと思っています。

まずはお気軽にご相談ください。

幕張校トップへ戻る

PageTop

無料体験はこちらから